逆風を突いても進む時
物事を正そうとする時、何らかの改革をなそうとする時には、必ず反対するものにぶち当たる。追い風に乗ったり、潮の流れに乗って前に進むのと比べ、はじめは潮に逆らって進むような、漕いでも、漕いでも前にいかないもどかしさがある。
しかし、今ある流れを変えようとするから改革なのだ。今の流れに流されるのでよければ、改革の必要もなければ、変化も生まれない。
個々の業種や、個別の動きで見れば、その時の流れに乗っていてより飛躍と発展につなげることも大切であり、可能である。しかし世の中全体としてみたときには、むしろ流れにのって進むことは大変に危険であることを、肝に銘ずるべきだ。
どこかで踏みとどまる。そして見つめなおす。そして何が必要か、何をしなければならないのかが見えてきたとき、ためらうことなく前に進む勇気が必要ではないだろうか。
逆風を突いても前に進む。今は、その時なのだ。はじめは困難なように見えても、まず一歩踏み出すべきである。踏み出してこそ、起死回生の力と出会うことも出来るのだ。
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