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2007年3月26日 (月)

人は、人のために生きる

人は、そのままだと赤ちゃんの頃から自分中心に生きている。

 しかし成長するにつれ、人のために尽くすことを覚え、実践し、心が成長していく。

 人は、本来「自分は人様の役に立っている。世の中の役に立っている」、あるいは「家族の役に立っている。自分は人から頼られている。求められている」という思いが、生甲斐になっている。

 「人が喜んでくれることを楽しむ」と言うか、自らの喜びとする人は、人生としての生甲斐を感じられる人です。人は、本質的に「人のために尽くす喜び」というものを持っている。それは『人』と言う字が示すように、人はお互いに助け合い、支えあって生きていくようになっているのだ。

 これが本来の日本人の生き方であった。しかるに戦後教育によって、「自分さえ良ければよい」という考え方に、百八十度転換してしまった。他人のことには一切構わず、自分さえよければそれでよいとの考え方が、蔓延してしまったのだ。

 本来は、家族のためであってもいい、隣人や友人のためであってもいい、自分以外の人のために尽くすことに喜びを感じていた日本人が、自分さえよければそれでよしとする考えに変わった根本はなんだったのか。

 それは、「正しいかどうか、人の役に立つかどうか」という価値基準が、「損か得か、儲かるかどうか」に変わったところにある。一般的に言えば、「それをしたら、どれだけ儲かるの」という感覚である。

 所詮人の世は、社会という人の集まりによって成り立っているのである。その世の中を住みよくするか、悪い世の中として不安と混乱の世にするかは、その時代に生きる人々の考えの集合によって決まるのだ。

 経営も同じだ。人様の役に立つものを製造するなり販売するなりすれば、おのずと繁盛するのである。何をもって社会や国家に貢献するかが大切なのである。ただ設けようとするだけでは、一時的には栄えたように見えても、長続きはしないのである。ホリエモンや村上ファンドなどは、他山の石として肝に銘ずべきである。

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