« 勤労に対する考え方の違い | トップページ | 同じで 同じでなくて 同じ »

2007年4月 5日 (木)

身体は、一つの繋がったもの

よく胃なら胃だけを治してくれさえすればいい、腎臓なら腎臓だけ、それも「今すぐ治してくれ」という人に出会うが、身体は一つの繋がったものであって、胃だけとか腎臓だけが、身体から独立しているのではない。

いわゆる西洋医学が発達してからは、やたらと手術をしたがっているように思えてならない。そのくせやたらに「あと三ヶ月の命」などと、平気で患者さんに告げたがる。告知についてはすでに述べたが、聞いた患者さんはどう受け取るのだろうか。

医者は本来、人の生命・身体を司る者として、『偉者』と称されていたのである。しかも各人が持っている『自然治癒力』を再生させて、自然のうちに回復させることを目指したのである。やがて現在のような病気治しの医者となり、それも「医は仁術」から「算術」になり、さらには「手術」から「誤術」になり、見立てを誤るばかりか、身体の中に鋏やガーゼを置き忘れるという失態まで生じている。

 

 いまや医者は、異なる者になり下がり、「異者」となってしまってはいないだろうか。東洋医学の見直しもなされてはいるが、ある意味で気長に、自然のうちに治して行くことが大切なように思う。

「風邪は万病のもと」と言われるが、身体の中のどこが悪かろうと、要するにその人の発する気が弱っているときに、その人の身体の一番弱いところに症状として現れるのである。したがって、そこだけを治せばよいというものではなく、氷山の一角として現れたに過ぎないものとして、身体全体に気を甦らせる方法を考えるべきである。

日常の養生こそが大切であると共に、自然の治癒力こそが、何にも増して大切であることを認識していただきたいものである。朝日を浴びたり、きれいな空気を吸い、おいしい水を頂き、新鮮な野菜や果物を、感謝の気持ちでありがたくいただくことが、何よりの栄養であり、健康法である。そうすれば、自ずと自然環境の大切さもわかってこようと言うものである。

|

« 勤労に対する考え方の違い | トップページ | 同じで 同じでなくて 同じ »