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2007年4月24日 (火)

本当に事業を受け継ぐ時には 

昔の「家督相続」というのは、ただ財産を受け継ぐだけではなく、その家の仏壇やお墓、つまりご先祖様も含めて、家そのものを引継ぐことを意味した。

それは、好むと好まざるとに拘らず、先祖からの良いもの、財産や徳と言われるものも、負債や業のようなマイナスの面も、すべて受け継がなければならなかったのだ。 

 それは「先祖や親が何を自分に託したのか」その問いかけをしながら、今生きている自分がなすべきことに目を向けたときに、自分の中の血が、大きな歴史と融合し、新たな息吹を生じることになる。

 人は一人のようでいて、本当は目に見えない大きな力によって生かされているのだ。

先祖を大切にし、その心、その意を受け継ぐことが、日本人の経営の中でも大切なことではないだろうか。

今は、平等という名のもとに均等相続になっているが、それではせっかくの大木を切り倒して、薪にして分けているようなものだ。これではその家としての樹木は栄えないし、一時的にはたくさんの薪をもらったようでも、いつのまにか消費して終わりということになってしまう。

その家が栄えるには、その樹木を残し繁栄させる必要がある。神仏の加護を得られるように、家督相続によって跡を継ぐ者にある程度の樹木を残して繁茂させ、他の部分の樹木を切って分配するなどの方法をとるべきではないだろうか。


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