藤原大士の一日一言
814話 本の値打ち
一冊一万円以上する本でも、
そこから得るものがあれば、
その本は安い。
しかしたとえ百円の本でも、
そこから一つも得るものがなかったときには、
それを読む時間の無駄も合わせ、
その本はとても高い。
これはまだ学生だった時に、
恩師から聞かされた言葉だ。
その先生は、弁護士などの
別の収入があったとはいえ、
助教授としての給料袋の封も開けずに、
本屋さんに渡していた。
今、日本を代表される法律家となられているが、
物の価値とは、そう見るのかを
教えられた大切な話だ。
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