藤原大士の一日一言
1339話 医は、仁術
大昔には、人の生命・身体を司る者を
偉い人という意味で『偉者(いしゃ)』と言った。
彼等は人の自然治癒力を最大限に利用して
生命・身体の維持に努めた。
やがて人の身体を治療する『医療』にとって変った。
医者も、最初は「医は仁術(二)」として尽した。
しかし、やがて「医は算術(三)」に変り、
さらに西洋医学を中心とした「手術(四)」
を中心とするようになった。
現在では裏口入学で卒業した者も増え、
腹の中に、鋏やガーゼを忘れる「誤術(五)」
さえ増えてきた。
こうして、二、三、四、五と経過して
医者は本来の意味と異なる『異者』となった。
こうした者に、旅立ちの診断書がなければ
ならないという制度はいかがなものか。
今日もどうぞ良い一日を!
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