2012年12月29日 (土)

藤原大士 の 一日一言
1420話 一夜飾りが、なぜダメか

お正月の門松や松飾りは、
何のために飾るのだろうか。

それは歳神様を
それぞれの家にお迎えする為だ。

新しい年の歳神様は、元旦の朝ではなく、
一日早い三十一日の早朝に、
それぞれの家に来られる。

そしてその一日で、今までの歳神様と、
引き継ぎをなさられるのだ。

だから三十一日になって玄関飾りなどを
飾っても、歳神様は来られた後で、しかも
「あぁ、この家は歳神を迎え入れる意志はないのだな」
とその家には入らずに、帰ってしまわれた後だ。

だから遅くとも三十日までには、
松飾りなどを飾って、歳神様をお迎えするのに
間に合うようにしよう。

三十一日では、間に合わないのだ。
それが、一夜飾りはダメと言われる理由だ。


今日も、どうぞ良い一日を!

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2012年9月22日 (土)

藤原大士の一日一言 
1324話 今日は、お彼岸のお中日

お彼岸は、ご先祖様を偲ぶ時でもある。

普段、あまりお墓参りに行かない人も、

出来ればご家族で、お参りに行かれては

いかがだろうか。

お墓をきれいに掃除し、お線香に火を付け、

お花などを供えて、手を合わせると、

とても清々しい気持ちになる。

ちなみに私も、年二回お彼岸の時には、

春季皇霊祭、秋季皇霊祭のあと、必ず

欠かさずに四国まで帰り、墓参をしている。

        神道のブログでも、ご紹介しています。

第75話 お彼岸のお中日と皇霊祭の意味

第74話 お彼岸についての、ご質問に答えて

http://soseinippon.way-nifty.com/shinto/

今日も、どうぞ良い一日を!

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2012年3月20日 (火)

藤原大士の一日一言 
1138話 今日は、春分の日

今日は、春分の日だ。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われている。

また、昼と夜の長さが同じ日であり、

今日を境に、明日からは日一日と

昼が長くなっていく。

「今日は、晴れだ」「曇りだ」「雨だ」

とその日の天候だけを気にしがちだが、

季節の変化は、日々気付かぬうちに、

確実に歩みを進めている。

実際に春の天候になってから気付く、

暑くなってから感じるのではなく、

表に現われる前の布石は、

こうした春分、秋分、夏至、冬至、

立春、立夏、立秋、立冬などの時にされている。

季節の先取り、その予兆は、

こうした節目の時に

現われているのではなかろうか。

今日も、どうぞ良い一日を!

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2012年2月18日 (土)

藤原大士の一日一言 
1107話 明日は、雨水

明日は、二十四節気の『雨水』だ。

奈良東大寺の若水汲みの行事などがあるが、

『雨水』は、天からのもらい水を受ける日でもある。

本来水は、清らかにすべてを満たし、

潤す命の大元でもあった。

今、想像以上に世の中は汚れており、

生きる環境も、人の命の元も心も

本来の形を失いつつあるが、

命の大元の水を改めて受ける日と

心得ればいいだろう。

朝露にもその力が宿っているはずである。

天の恵みに感謝する心で、

深呼吸と共に受け取るとよいだろう。

今日も、どうぞ良い一日を!

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2012年2月 4日 (土)

藤原大士の一日一言 
1093話 今日は、立春

今日は、二十四節気の立春だ。

茶摘み歌で歌われる

「夏も近づく、八十八夜」や、

台風の時期を表わす

「二百十日」「二百二十日」などは、

一月一日から数えてではなく、

この二月四日、立春から数えての日にちだ。

立春は、神様の世界の元旦なのだ。

人の世界での元旦とは違った意味で、

一年が動き始める日でもある。

もし「一年の計は、元旦にあり」

の出発がうまくいかなかった人も、

今日より新たな出発をすることが出来る。

そんな気持ちで一日を

過されてはいかがだろうか。

全国的に寒波が厳しく、

大雪の報道が為された中ではあるが、

今日より、暦の上では「春」。

もうすぐ百花繚乱の春を夢見て頑張ろう。

今日も、どうぞ良い一日を!

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2012年1月 7日 (土)

藤原大士の一日一言 
1065話 七草がゆで、春の息吹を

今日は、七草がゆを食べる日とされている。

本当は、昨日が二十四節気の小寒で「寒の入り」

一年で最も寒さの厳しい時期だ。

だからこそ寒さ厳しい雪の下からでも、

わずかな緑の葉に、春の息吹を求めて、

七草がゆを作ったのではなかろうか。

春の七草は、せり、なずな、ごぎょう、

はこべら、ほとけのざ、

スズナ(カブ)スズシロ(大根)   

七草がゆで、春の息吹を取り入れて、

寒さ、厳しさを吹き飛ばそう。

『冬来たらば、春遠からじ。』

どんなに寒い冬でも、必ず春はやってくる。

お正月のご馳走などで

疲れがちな胃腸を優しくいたわりつつ、

明日の活力としよう。

今日も、どうぞ良い一日を!

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2011年12月30日 (金)

藤原大士の一日一言 
1057話 一年のけじめ 

かつて日本人は、「けじめ」を大切にした。

一年のけじめもその一つ。

翌年に余計な物を持ち越さないように、

借りたままになっているものはないか、

なすべき事が残されたまま、

年を越してしまうことはないだろうか。

『一年のけじめをつけよう』

とその気になって見直すと、

日頃の慌ただしさに紛れて、

見て見ぬ振りをしてきたことが、見えてくる。

一つでも、二つでも片付けて、

良い年を迎えよう。

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2011年12月29日 (木)

藤原大士の一日一言 
1056話 大掃除に言葉の掃除も

普段にどんなに良い言葉を百出しても、

時に一つの悪い言葉の威力が、

それを上回ることもある。

言葉は、出した後は

消えて無くなると思うかもしれないが、

たばこの煙が、周りの壁にヤニとなって残るように、

言葉は、相手の心の中だけでなく、

周りの壁にしっかりと残っているものだ。

年中ガミガミという人は、言い始めたら、

自分でもそんなに言う気はなかったのに

と思うほど、言えば言うほどひどい言葉になっていく。

それは周囲の壁に残っている、それまでのひどい言葉と

波長が合ってしまうためだ。

大掃除の時には、

そうしたものも全てきれいにするつもりで、

机や壁などの掃除をしよう。

今年の汚れは、今年のうちに取り、

良い新年を迎えよう。

今日も、どうぞ良い一日を!

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2011年12月28日 (水)

藤原大士の一日一言 
1055話 積み上げの効果と用心

良いことを積み上げて、結果を出すためには、

根気よくコツコツと、繰り返す必要があるが、

反面それをぶち壊すのは、一瞬のうちのときがある。

車なども、普段どんなに丁寧に運転していても、

事故が起るときは、本当に一瞬だ。

だからタクシーなど車での仕事をしている人等は、

毎日の車の掃除を決して怠らないという。

それはお客さんに気持ちよく

乗って頂くというだけでなく、

『一瞬の魔に出会わないように』

という思いを込めてのものでもあるはずだ。

一年の締めくくりに、大掃除をするのは、

そうした『魔を祓う』効果もあるはず。

車や仕事などでよく使うものを、

さっぱりと掃除し、機械にも一言伝えよう。

「今年も、ありがとう」と。

今日も、どうぞ良い一日を!

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2011年12月23日 (金)

藤原大士の一日一言 
1050話 今日は、天皇誕生日

今日は、天皇誕生日だ。

現在の天皇は、初代の神武天皇から数えて、

百二十五代に当たられる。

徳川三百年といわれても、わずか十五代だ。

そして世界中探しても、

こんなに長い歴史を持つ国はない。

現代は「天皇を中心とする神の国」

と発言したことで、

総理を辞めさせられるような国ではあるが、

やはり日本人の

心と魂の中心としてのご存在のはずだ。

普段は、あまり気付くことはないかもしれないが、

今年は、3月11日に東北地方に大震災と大津波が

押し寄せ、町全体が壊滅した時も、

可能な限りお見舞いや慰霊に出かけておられる。

また福島原発の問題に伴う、

節電を呼びかけたときには、

それに合わせて、

陛下も節電の日々を送られたと言われる。

ご自身も、今年は入院をされたり、

ご体調の不審を抱えておられる中でだ。

フランス革命が起きたときの国王や貴族を始め

自分達は豪奢な生活を送っているにも関わらず

国民の苦しみには目を向けない人は少なくないが、

私達以上に、身を慎み、

国民のことを中心とした日々を

お過ごしになっておられる。

普段意識することが少なくなった現代ではあるが、

今日は、天皇陛下の誕生日、

国民の大切な祝日として

目を向けられてはいかがだろうか。

今日も、どうぞ良い一日を!

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