藤原大士の一日一言
1568話「即する効用」と「後回しのツケ」
今、しなくてもいいや、
もう少し後でもいいや
などと、物事を先延ばしにすることが、
習慣になっている、
ということはないだろうか。
走り出した車を、
より加速することはたやすくても、
新しい事をはじめて、それを軌道に乗せる為には、
「始動」の大きなエネルギーが必要だ。
だから新しい事を同時に幾つもはじめると、
結局そのどれもが出来ない・・
ということになりかねない。
一つ軌道に乗せてから、次を行う。
その方が、結局どれもが
滑らかに進むのではなかろうか。
今日も、どうぞ良い一日を!
◆ブログ
「心を添えてこそ美しい 日本のしきたりと生き方」
本日 第1話 二十四節気 寒露
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人は誰でも相手の気持ちを逃さないようにと、
少しでも早い時間や期日を設定しがちである。
そのため時間や期日に間に合わせようと、
ついつい自分の気持ちや社員に
無理を強いることになりがちだ。
早いに越したことはないが、
そのために仕事が粗雑になってはならない。
むしろ、余裕を持った日時を設定し、
期日よりも早く納めるように
してみてはどうだろうか。
今日も、どうぞ良い一日を!
デートのような個人的なことにしろ、
仕事上の期日にしろ、一旦約束したことは、
完全に履行することが必要である。
この約束事が守れない場合は、
それだけで、相手方に迷惑を掛けることになるし、
世間からも、信用を失うことになる。
場合によっては、相手の蒙る迷惑は、
計り知れないものとなる。
今日も、どうぞ良い一日を!
「百聞は一見に如かず」と言われる。
直接目で見るにこしたことはない。
目で見ることだから、読書も入るだろう。
そう言えば、「読書百遍意おのずから通ず」とも言う。
どんなに難しい書物でも、繰り返して読めば、
自然に内容が理解できるという意味だ。
しかし、一見も体験に如かずだ。
体験の積み重ねこそ、人生の宝である。
今日も、どうぞ良い一日を!
人は、余程信念を持って目標を定め、
それを実行するための
手段方法まで決めていても、
三日坊主になりがちである。
「一年の計は元旦にあり」
などと気負って計画を立てても、
すぐに挫折しがちである。
だから、気負うことなく、
日々に出来ることを
気長にする積りで頑張ればよいのだ。
「人に、任せること」と、
「人に、依存すること」は、異なる。
人に任せるのは、必要な指示を出し、
そして責任は、自分が取ると言うこと。
人に依存するのは、指示も曖昧なまま、
ただ相手にぶら下がり、
当然自分が、責任を持つことまで、
人にかぶせてしまうことだ。
仕事は、人に任せられないと
大きくなれないが、
依存し、逃げていると、
自分自身が少しも大きくなれない。
今日も、どうぞ良い一日を!
「自分だけが、大変なんだ」
「苦労しているのだ」と、
常にその思いと言葉をまき散らしている人は、
まわりから、どう見られているだろうか。
「本当に大変ですね」
「大丈夫ですか」
「何かお手伝いしましょうか」
と言ってくれる人もいるかもしれないが、
普通は、敬遠される。
大変なのは、その人だけではないからだ。
ある会合で、
「皆さんは、自分のメンターと思う人と、
どのようなつきあい方をしますか」
と尋ねてきた人がいた。
ほとんどの人は、
「何か、相談したいとき
(意見を聴きたいときに)に会う」
だった。
あなたは、どうだろうか?
もしそうだったら、
相手の本気は、ほどほどにしか引き出せない。
自分に都合の良いときだけ
連絡してくる人の話を、
本腰を入れて聞く人は少ない。
そうは思わないだろうか。
今日も、どうぞ良い一日を!
今まで自分が行っていたことを
人に任せることは、一つの決断、
時には勇気だ。
「自分がする方が早い」
「自分がする方が、的確だ・・」
と言いたくなるのを抑えて、
人に任せ、そして責任を持つ。
それは自分がしたことでない失敗も、
自分が責任を持つことになる。
時として大変なストレスを
伴うことになるかもしれないが
この決断は、一つの分岐点となる。
勇気をもって
乗り越えてみては如何だろうか。
今日も、どうぞ良い一日を!