2012年4月17日 (火)

藤原大士の一日一言 
1166話 原発「はじめに再開ありき」か?

政府の方針は、原発再開の方向にあるようだが、

安全確保のめどもつかないまま、

「はじめに原発再開ありき」で、

進めてはいないだろうか。

エネルギーの必要性は、

はじめから分かっていることだ。

従って安全性を如何に確保するかが

大事であるのに、

はじめに再開ありきで、

その為のゼスチャーとしか取れない会議、

時間稼ぎにしか過ぎない中身のなさは何なのだ。

四閣僚が、何回検討会議をしたかが

大事なのではなく、

「いかなる基準に基づいて、

どう安全か確保されたか」

という中身が大事なのだ。

それが示されないままの、ごり押し、

もしくはなし崩し的な進め方では、

県民や国民は、決して納得しないであろう。

今日も、どうぞ良い一日を!

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2010年11月 2日 (火)

藤原大士の一日一言 
636話 背後への影響

話をするとき、何かの対応をするときは、

目の前の相手の背後に、その何倍も、

何十倍もの相手がいることを心しよう。

目の前の相手だけと思って対応すると、

思いも掛けない波紋が広がることがある。

それは社員に対しても、取引先に対してもだ。

譲れるところ、譲れぬところを

自分の中で明確にし、

その上で誠意と胆力をもって臨もう。

        政府は、尖閣諸島の処置の際に、

北方四島が影響があるとは

思っていなかったかもしれないが、

 

一つの対応のまずさは、

そのまま全ての方向に

影響があることでもある。

  

「とりあえずこのことだけ何とか収まればよい」

  という対応はいかがなものだろうか。

  毅然とした対応こそが望まれる。

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2010年3月 1日 (月)

藤原大士の一日一言 
390話 チリ地震と日本への津波

地球の反対側で起きた地震が、太平洋を渡って、津波として日本の海岸に寄せてくる。

船で海上にいるときには、単なるうねりなのに、そのうねりが陸地にぶつかるときには、家ごと沖に運んでしまうほどの、すさまじい力となることがある。

こうした自然の動きから、学ぶことも多い。

対岸のこと、遠方のことは無関係と、油断したり放置する事は危険だ。

かつてのチリ地震の時の津波の教訓を元に、いかなる場合にも対応できる様にしておくことが肝要であろう。

◆経済でも、サブプライムローンの問題が起きた時は、対岸の問題では済まされずに、世界中を巻き込む問題に発展し、大企業も多大な影響を受けたのでは。

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2009年11月13日 (金)

藤原大士の一日一言 
279話 事実を事実として見る

経営者は、机の上でデータをもとに、予測するだけでは真実はつかめない。

事実を事実として見ることは、簡単なようで、意外に出来にくいことだ。

先入観や、希望的観測、あるいは憶測などで、物事を見てはいないだろうか。

人は意識していないようで、意外に色眼鏡を、かけて物事を見、判断しているものである。

今日は、政府の事業仕分けについて もう一言 

 政府の事業仕分けの合い言葉は、

「不要不急の事業は、切り捨てる。似たような事業は、合わせる」だ。

国際的な拠出金の中には、不要不急なものはないのだろうか。

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2009年2月19日 (木)

藤原大士の一日一言
15話 国民不在の泥仕合

麻生総理は、「自分は郵政民営化に反対であった」とか、「民営化されることは承知しても、国民の多くは、四分割については承知していなかったのではないか」と言い、

これに対して小泉元総理は「定額給付金に関する法案について、三分の二の規定を使ってまで行うべき事とは認識していない」さらに「欠席」までちらつかせ、ますます自由民主党を窮地に追い込んだ感がある。

もともと小泉氏は「自民党をぶっ壊す」と言っていたので、在任中に出来なかったことを今行おうとしているのかもしれない。

これを「得たり」と、民主党は「小泉氏がロシアから帰ってくるまで審議には応じない」と言う。

それぞれ選挙を見越しての議論であろうが、それぞれがそれぞれの立場でものを言っているに過ぎない。

国民不在の政治は、国を危うくすることを忘れないでもらいたい。

国民の意思はどう活かされるのであろうか。

泥仕合は、いい加減にしてもらいたいものである。

このことは、それぞれの会社においても言えることではなかろうか。

それぞれの立場よりも、会社全体、国家全体から見る目を養ってもらいたいものである。

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2009年2月17日 (火)

藤原大士の一日一言
13話 財務大臣は、罪務大臣か

中川財務・金融担当大臣が、G7閉幕後の記者会見で、居眠りとも酩酊とも取れる醜態を世界中にさらして、物議を醸している。

風邪薬の飲み過ぎとも、無類の酒好きのせいとも言われているが、ここ一番での評価は、後からの言い訳はきかない厳しさをこそ自覚すべきである。

世界中への報道を、いかに弁明しても償えることではない。

評価は、日本人のすべてに及ぶのだ。

 このままでは、財務大臣は、罪務大臣になりかねぬ。それぞれの立場をわきまえよ。あくまで体調のせいと言うならば、体調管理も使命のうちと心得られよ。これはすべてのことに通ずる。

本番に、いかに心と体調を整えて臨むかが、肝心である。

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