藤原大士の一日一言
921話 人の値打ち
人の値打ちは、この世を去るときに定まります。
仏教的には、人の一生の平均値を取りますが、
神道的には、人の一生のうちで、
最もよい点を取ってくれます。
有名な尼さんが、「船に幟旗を立てて、大勢で
共に三途の川を渡りましよう」と言っていますが、
三途の川は、低いところへ行くときに渡るのであって、
いくら有名な方でも、共に参りたくはありませんね。
高いところへ行く時は、中空の雲をかき分けて昇ります。
かぐや姫も、そうして帰って行かれたではありませんか。
普段に何気なく使っている言葉も、影響します。
「命を落とす」とか、「落命」などと言っていると、
これは低いところへ行く時に使うものですし、
「昇天」は天に昇ることです。
一般には、神道では「神上がる」と言います。
どうぞ皆さんも、高い方を目指して、
日々をお過ごし下さい。
★ 今日は、神道のブログも更新しました。
「第19話 神の子、人」です。
http://soseinippon.way-nifty.com/shinto/
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