はじめて神様のお姿に接する (5)
早朝の十分~十五分と言いましても、テレビを見ている時の十分~十五分とは異なりますので、一切の雑念なく、「神様に、自分が合わせる」のでなければ、神様は、なかなか社前に立っている皆さんの前に、お姿を見せては下さらないのです。
現在では、大神様から、「今の人類に対して、何を与えてやるのが一番良いか」を考えて、神議りに議られた上お与え下さった、『ご神紋』を各家々に掲げ、そのご神紋を拝むのが一番よろしいかと思います。ご神紋の中には、皆さんが、神様と合う波長になるものも含まれています。この点については、機会を見て、皆さんから寄せられたお手紙等をご披露したいと思います。
そうして約三か月ほど経ったある日、あるいは「自分の気の迷いか」と思われるような形で、円い、何となくはっきりとはしませんが、また何となく何時もとは違うような波長と言うか、そういう感じを受けたのです。
それは、ご神殿の正面奥深くの薄暗い中に、薄い橙色をした円いものでした。身近なものの例えで申しますと、一人前の江戸前寿司の器くらいの大きさです。薄暗い中でしたので、本当は「見えたような気がした」と申し上げた方が、実感に近いかもしれません。
私も、自分がいつも、『早く大神様に逢いたい』と思っておりましたので、一瞬、「自分がいつもそう思っているから、幻想を見たのであろう。何かの錯覚であろう」と思ったくらいです。
それで、目を閉じたり開いたりしてみましたが、やはり淡い色ではありますが、円い形をした何かが見えるのです。何度繰り返してみても同じです。何時もとは違う何かを感じるのです。
「やはり、何かある」
と、多少の興奮といぶかしさを交えながら、何度も何度も繰り返したのち、午後の一時を過ぎてしまったので、後ろ髪を引かれる思いで、何度も後振り返りながら、退出させて頂いたのでした。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)