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2011年5月23日 (月)

第7話 神社参拝の仕方 その1 

知り合いになった方を神社にご案内すると、「藤原先生とお参りすると、同じ神社でも全然違うんですね」とよく言われます。

中には「今日は、今までで一番、清々しい気持ちになれた・・」と言わた方もおられます。神社で本当に神様とふれあえるというのは、皆さん案外カルチャーショックなのでしょうか。

今回「神社にもっと参拝を」という話を出したせいか、出来れば参拝の仕方も教えて欲しいと、いろいろな方からご連絡をいただきました。

日本は神の国といわれながら、意外に神社参拝や神棚の祀り方などは自己流、適当にしている人が多い様に思われます。

せっかく神社に行くのなら、なるべく神様に通じることが出来るようなお参り、心をお伝えしたいと思います。

今までご案内した時も熱心な方は、本当に一つ一つ、私のすることをよく見ていたり、どうしたらいいのかを聞かれました。

「手水舎でひしゃくを使うときは?」「鳥居は?」「狛犬にはどんな意味があるのですか?」・・

そしてご一緒に参道を歩いているときに、「そこは、神様が通られる所だから、通ってはいけないのですよ」とお話しすると、びっくりされたりします。

鳥居と参道とは

神社には、入り口に鳥居があります。鳥居は、神様のご神域に入ることを意味しますので、鳥居をくぐる時には一礼をし、これから神域に入るという気持ちでお通り下さい。

 大きなお社では、いくつも鳥居があります。一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居と進むほどに、そのお社の神様に近づいて行き、ご神域も深くなります。ですから鳥居ごとに手前で一礼して進み、帰りも同じよう鳥居の奥で一礼して戻ります。ちょうど各お部屋に入る時に、障子の手前で挨拶をして入り、お部屋で挨拶をしてから障子を開けて退出するのと同じです。

参道は、神様に通ずる道です。日常の雑談や私語はやめて、神様の所にお伺いするのだというお気持ちで進んで下さい。

  

また、参道の中央は、神様がお通りになられる道ですから、中央の部分は、神事や祭事の時以外には、人一人分くらい真ん中を開けて、歩むようにして下さい。

 また、お社によって、左側通行であったり右側通行であったりしますから、それぞれの御社の定めにしたがって、お進み下さい。

(次回は、手水舎の使い方から)

今日の一日一言は、

837話 勇気ある撤退

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