第10話 正式参拝とは
普段お参りする参拝とは別に、正式参拝があるのをご存じでしょうか。 本当に大事なお願いの時には、この正式参拝でご祈願をするとよいのです。
正式参拝の時は、神社の社務所に行き、お玉串料をお納めします。神主さんが祓いをしてくれた後に、太鼓を叩いて正式に神様に降りてきて頂き(降神の儀)、お榊として渡されたお玉串を奉奠した後、その方のお願い事を、祝詞をあげて繋いで下さいます。
皆さんがされる正式参拝は、赤ちゃんが生まれてはじめての初宮参りや七五三、結婚式などが多いかと思います。神前結婚は、神社で行なう場合と結婚式場で行なう場合がありますが、それも正式参拝です。
それ以外にも、人生の大事なお願いの時、たとえば会社設立の時や、大事な仕事に取り組むときなど、緊張と共に清々しい出発となることと思います。
スポーツの大会前などに祈願される方も多いかと思います。「優勝出来ますように」という願いが、主かとは思いますが、「ケガ無く、努力した力を十分に発揮出来ますように」とお願いします。
正式参拝の時には、そうした願いに華を添えるが如くに、巫女さんがお神楽を舞ってくれるときもあります。お神楽は、神様への舞いです。
お神酒を頂き、最後に太鼓を叩いて、神様は元の所に戻られます。(昇神の儀)
これらの順番は、神社によって前後する場合があります。その時には、それぞれの神社の指示に従って下さい。
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