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2011年7月 4日 (月)

第13話 「敷居は踏むな」の意味、知っていましたか?

「敷居は踏むな」という言葉は、昔から言い伝えられていますが、なぜ敷居を踏んではいけないのでしようか。

ただ意味も分からず「敷居を踏んではいけない」と言われると子供さんは余計におもしろがって、ドンドンと踏んでしまいます。

「いけません」と注意すると、子供さんは「どうしていけないの?」と聞いてきますね。でも答えられなくて、「ダメだから、ダメなんだ」では、子供さんは納得しません。

「しきい」を、今のような「敷居」という字を書いていると、その意味は分からないことになってしまいます。

敷居の上は、なんと言うでしょうか。最近はあまり聞かれなくなったかもしれませんが、「鴨居」と言います。

「鴨」という字の「甲」のところの真ん中の棒を短くすると「田」になります。そして田の鳥と書くと「鴫(しぎ)」という鳥になります。

つまり「敷居」と読んでいるところは、本当の意味は「鴫居」です。

「鴨」も「鴫」も、どちらも水鳥です。上側は、「鴨居」ですから、「鴨」がおり、下は、「鴫居」ですから、「鴫」が居て、その水鳥が、上と下から現代的なスプリンクラーのように、その家を火災から守って下さるのです。

元々の日本家屋は、木造建築が主でしたし、さらに障子や襖などは紙で作られていましたから、とても火災に弱い作りでもありました。

その為、防火の神様として、水鳥にたとえ、その家を火災から守って下さっていたのです。ですからその防火の神様の居る敷居を踏んだりしますと、神様がその敷居からお離れになってしまいます。それで「敷居を踏むな」と言い伝えられてきたのです。

ちなみにこの防火の神様は、「みずはのめの神様」と言い、龍田大社の神様です。

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