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2011年8月22日 (月)

第20話 天命について

一口に『天命』と言いましても、天命には二つの意味があります。一つは一般に使われている『天から与えられた使命』です。もう一つは、同じく『天から与えられた寿命』です。寿命も天命の一つです。天命にはこの二つがあることを忘れないで下さい。

寿命も天から与えられているので、大切にしなくてはなりません。昔から「天寿を全うする」ということが大切にされたのも、こうした意味があるからなのです。身体に傷を付けることなく、五体満足のまま天寿を全うすることが、いかに大切なことか。

ですから、経営者の方が、経営難から自殺をされたり、学生さんが苛めにあって自殺したりすることなどは、本来は許されないことなのです。心中ものなどで、「天国に結ぶ恋」などともてはやされても、天から与えられた寿命を勝手に絶つのですから、許されるわけがありません。

苦しくとも、ご両親や親しい人に相談して、強く生きて欲しいと思います。こうした生命の大切さについても、単なる抽象論としてではなく、『人の生命は地球よりも重い』ことを、より具体的に教えてあげて頂きたいのです。そして本当に生命の尊さを実感するようにして欲しいのです。

使命については、中学卒業の十五歳で、ご自分の使命を知り、それに向かって以後は高等学校や大学あるいは大学院等、専門の分野に進むべきです。

昔から、十五歳で元服をし、一人前の大人として扱われたのも、この歳が使命を知る大切な時だからです。今はこうしたことが全く教えられておりません。

そして、担任の先生は「あなたの成績なら、この学校なら受かります」と言います。だから、折角高校に行っても、夏休みで退学してしまう生徒が多いと聞きます。

そういう現代の教育ではなく、その子が何に向いているのか、その子の使命は何なのかを見て差し上げるのが、先生の役目なのです。だから、先生は単なるサラリーマンではなく、あくまで聖職者でなければならないのです。

たとえ一年とは言え、その子の人格形成の一端を担うのですから、先生もそうした使命を弁えて教師としての職務に専念して欲しいものです。

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