第19話 神の子、人
人は、以前に書かせて頂いたように、神様が人の形の霊成型(ひながた)をお造りになられ、そこに神様の魂(御霊)を分け入れて頂いて作られたのです。
ですから、人は神の子であり、神様と人とは親子で、その間に猿が存在することはありません。
いろいろな歴史教科書の中に、人類の進化として、はじめは猿であったところから北京原人のようになり、そこから段々と進化して現在の人になったと書かれています。
だいたい「先祖を敬え」と言われながら、「自分達の大元の先祖は、猿であった」と思ったら、まじめに手を合わせて先祖を敬う気になれるでしょうか。
猿とは、神様が霊成型を作られたときの失敗作と言われ、「これではとても自らの魂を分け与える気にはならない」と、神々様が去って行ったために、(去る=猿)と呼ばれるようになったのです。
「神様といえども、失敗などされるの?」と思われるかもしれませんが、そのくらい人は精巧に作られており、ほんの少しの狂いでも、五体に不具合が出てしまうほど精密に作られているのです。
人は、神様が全霊を注いで生み出して下さった大傑作。ですから「出来ちゃった」ではなく、「さずかった」と受け止めて頂きたいと思います。
その上、神様は全員に「右向け右」と言えば済むように作ることも出来たのですが、神様は一人一人に個性と言いますか、その人ならではの天性と役目をお与えになられたのです。
ですから、人は一人一人向き不向きがあると同時に、その人にしか出来ない天命とお役目を与えられているのです。早くご自分の使命としての天命を見つけ、これに生きることが、私達人に与えられた運命なのです。
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