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2012年2月 6日 (月)

第43話 神武天皇と建国記念日  紀元節祭

二月十一日は、建国記念日です。

この日は、初代の天皇である神武天皇が橿原神宮の宮で即位をされた日と言われており、神道ではそれをお祝いして、この日は紀元節祭をします。

ニニギの尊様の時に、「天孫降臨」がなされ、九州の高千穂に降り立たれましたが、何代か後の神武天皇様の時代に、どこに行けばもっとよくこの国を治められるだろうかと話し合い、東に向うことになりました。

神武天皇の東征と言われ、数々の歴史に残る戦いの中では、不思議な瑞兆が現われました。その一つが、神武天皇の弓に留った金のトビです。

九州の日向の美々津から船出して、筑紫の国に向い、さらに吉備の国(岡山)を経て、現在の東大阪あたりまで来たときに、ナガスネヒコと名乗る者が、軍勢を用意して待ち構えており、その戦いの中でお兄さんの五瀬命(いつせのみこと)は、戦死してしまいます。これは、「日の御子なのに日に向かって戦うのはよくないことだ」と仰せになられて、大きく南の方向に回られ、さらに迂回して熊野村にお着きになられた。

ここで荒ぶる神の化身の大熊の毒気に当たり、皇軍もみな気を失っているとき、

高倉下(たかくらじ)が布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)を持参し、これによって正気を取り戻したといわれています。この剣は、石上(いそのかみ)神宮におさめられています。

その戦いの中で、金のトビが飛んできて、神武天皇の弓に留まったとされています。金のトビは光り輝き、ナガスネヒコの軍は眩惑されて戦うことが出来なくなりました。

神武天皇の弓に金のトビが留った事は、絵画にも描かれています。

「トビは、時代を開くもの」とも言われ、この時に日本の歴史にとっても大きな時代が開かれました。

「立春は、天の紀元」に対して「紀元節は、大地の紀元」とも言われます。

ところで年号を数えるときに、西暦、平成が一般的ですが、「皇紀」という年号があるのをご存じでしょうか。西暦は、キリストの生誕の時からの年号です。平成は、日本の現天皇様即位の時からの年号です。それぞれの天皇様毎に個別の年号がつけられます。明治、大正、昭和、平成と続いてきましたね。

皇紀とは、神武天皇がご即位の時からの年号を現わします。

今年は、紀元二千六百七十二年です。

私達が子供の頃は、歴代の天皇様のお名前は全て暗記していました。

今でも言えます。神武(じんむ)、綏靖(すいぜい)、安寧(あんねい)、懿徳(いとく)・・   

そして現在の平成天皇様が百二十五代です。その間、二千六百七十二年。世界中のどこを見渡しても、こんなに長く一つの歴史が続いている国はありません。

神武天皇が即位された橿原神宮は、奈良県の橿原市にあります。すぐ近くに神武天皇陵もあり、大和の国と呼ばれる日本の歴史に触れることが出来る素晴らしい所です。

日本の国の始まりとしての建国記念日を、紀元祭として大いに祝いましよう。

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