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2012年8月の4件の記事

2012年8月27日 (月)

第72話 天の岩戸を開くには

天照大御神様は、岩戸から出て来られて、今まで真っ暗だった世の中が、急に明るくなりました。

そして神々様は、喜びのお言葉を発しられました。

『天晴れ(あっぱれ)、あな面白(おもしろ)、あな手伸し(たのし)、あな清明(さやけ)おけ』と。

「天晴れ(あっぱれ)と言うのは、その字の通り、今まで真っ暗闇だった世界が、天が晴れたように明るくなったということです。

あな「面白」とは、「人々の面(顔)が光を受けて白く映っているよ」という意味です。あな「手伸し(たのし)」、この手伸しいという字、今は「楽」と言う字で「楽しい」と読みますが、このときの「手伸し」は、子供さんがお母さんを見つけたとき、両手を伸ばしてお母さんに飛びついていく、その喜びの姿勢が、「手伸し」です。そう言う全身の喜びを表わす意味なのです。

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2012年8月20日 (月)

第71話 天の岩戸に見る、天照大御神様のご神徳

天照大御神様は、日本の最高の神様であり、伊勢神宮にお祀りされている神様であるということは、皆さんもご存知と思います。では「天照大御神様のご神徳は、どのようなことですか」とお尋ねしますと、案外答えにくいのではないでしょうか。

神様には、それぞれお役目があり「知恵の神様」や「武神」「商売の神様」など、受験の時にお願いするとよいと言われている神様や、剣道・柔道などの稽古や試合の時にお願いする神様、商売繁盛を願ってお参りする神様などは、なじみがあると思いますが、天照大御神様はそうした願い事をする時には関係がございません。個々の願い事と言うよりも、国家の繁栄やご皇室の弥栄えなど、天下国家のことを願う神様だからです。

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2012年8月13日 (月)

第70話 お盆について  その2

お盆の場合には、お彼岸の時と違って、修羅界・餓鬼界・畜生界の他に、地獄界からもご先祖の方々が戻って来られます。

しかも、お墓にではなく、お位牌にお懸かりの高いところにいらっしゃるご先祖の方から、直接いろいろとお話を伺うことの出来る大切な時です。

特に地獄から帰られる御霊にとりましては、そうした方からのお諭しやお話を伺えるだけでなく、お食事を頂くにしても、まさに年に一度の機会です。

ですから、十二分に身・心・霊共に癒して頂くと共に、また高き世界へとお遷り頂く絶好の機会でもあるのですから、お供養の方もそれに相応しいだけのものを、十二分にさせて頂こうではありませんか。

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2012年8月 6日 (月)

第69話 お盆について

お盆の時期には、迎え火を焚いて亡くなったご先祖様をお迎えします。

地方によって七月と八月のお盆がありますが、共に十三日の夕刻から、十六日の夜までがお盆の期間です。

一般には、「亡くなったご先祖の方が、皆、帰って来る」と思われています。しかしそれでは、家にある、あのお位牌(正しく位牌にご先祖の魂が入っている場合)にいらっしゃるご先祖様はどうなるのかということになります。

実は、お位牌には、ある程度高い位のご先祖様しか入る事が出来ません。ですから残念ながらまだお位牌に入る事が出来ない(あの世の低いところ行った)ご先祖様をお迎えするのです。

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