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2012年9月の4件の記事

2012年9月24日 (月)

第76話 結婚をしたら、伊勢神宮と二見浦にお参りを

二見浦(ふたみがうら)の興玉神社(ふたみがうら)は、海の中に見える夫婦岩(めおといわ)が有名です。大きな岩と、小さな岩の所にしめ縄が張られ、5月から7月の間は二つの岩の間から朝日が昇り、拝むことが出来ます。また天候に恵まれた時には、海の彼方に富士山も拝める場所でもあります。

一般的に、海中の二つの岩は、日の大神様を拝むための鳥居の役目をしていると言われていますが、夫婦岩には、まさに夫婦としてのとても大切な意味も含んでいます。

二見浦の夫婦岩は、『大小の岩を二つ見ることが出来るから二見』なのではなく、『結ばれた男女が、二人でご一緒に見るから、二見』と言うのです。

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2012年9月17日 (月)

第75話 お彼岸のお中日と皇霊祭の意味

お彼岸のお中日は、春・秋それぞれ春分の日、秋分の日といい、昼と夜の時間が同じ日だといわれています。そしてその日を境に、日一日と、昼が長くなる、あるいは夜が長くなっていきます。

「太陽は、東の空から昇る」と言われますが、季節によって水平線、地平線から顔を出す位置が大きく変化し、真東から昇るのは、この春分・秋分の日だけです。ですから「この日は、太陽と東西南北の方位がぴたりと合う日」ということになります。

そこで神道では、この日に春季皇霊祭、秋季皇霊祭という御祭を行います。        

太陽の神様である天照大御神様の直系の子孫としての歴代の天皇様の御霊を通じて、神様に通じる日なのです。

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2012年9月10日 (月)

第74話 お彼岸についてのご質問に答えて

九月は、お彼岸の月でもあります。

ご命日やお盆、お彼岸は、亡くなられた方を忍び、ご先祖の方と心通わす日本の昔から伝わる伝統です。

日本にこうした伝統が長く受け継がれてきた中には、日本人は昔から人は亡くなっても、その霊魂は生き続けているということを自然に感じていたのではないかと思います。

亡くなられた方との思い出を忍び、「ありがとう」「一生懸命育ててくれたのに、ろくな親孝行も出来ずにごめんなさい」など、自然に語りかける気持ちとともに、「あの世でも、元気で過していて下さい」と自然にそういう思いになる方も多いと思います。

今年のお彼岸は、九月十九日より二十五日までの、七日間です。亡くなった方があの世から出てこられる時は、一年の中で、ご命日と、春、秋のお彼岸、そしてお盆の時の年四回だけといわれています。

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2012年9月 3日 (月)

第73話 今、大物がいないのはなぜか 

今、世の中を導くはずの政治家などに、大物がいないと言われています。それは、いったいなぜでしょうか。世の中を導く人は、自分の為の利害得失から判断するのではなく、世の中全体の大きなところから物事を見て、判断し、進めていかなければなりませんが、それが出来る人がほとんどいらっしゃいません。

それとはまったく相反する社会の風潮や教育そのものが、「自分さえ良ければいい」「出世できればいい」「金儲けが全て」という風潮を生み、それが知らず知らずに人の土台となってしまっているからです。

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