一年の中で、神社にお参りに行くのは、どのくらいの回数があるでしょうか。お正月の初詣の時と、旅行に行ったときにその地方の有名な神社に行くくらいという人も多いかもしれませんが、もっと神社に足繁くお参りしたらよいのではと思います。本当にもったいないのです。
なぜかというと、それをすることで、神様とのご縁が深まるからです。それを「ご神縁」と言います。人と人との仲でも、日頃挨拶もしない人から突然何か頼まれても、そんな相手からの願いは、ほとんど引き受けることはないはずです。
しかし顔見知りになった方で、互いの信頼関係を築けた相手からのたっての頼み事なら、それが叶えて差し上げる事が可能なことであれば、力を貸してあげたいと思いますね。
神様も同じです。そして人と人との関係と違うのは、神様が叶えて下さることは、人が叶えて差し上げられる範囲とは、比べものにならないくらいのお力をもっておられるということです。
ですから神様に対しては、願い事の前に、まずご挨拶に伺い、神様とのご縁を頂いて、お参り毎に、ご縁を少しずつ深めていかれたらよいと思います。
私も、昼休みに毎日のように東京大神宮に通った時期がありました。昼休みは、お参りの人も多く、なかなか心静かにのお参りにはなりませんが、続けて参っている間に明らかに自分の中に変化も起きてきました。
日常の慌ただしさや仕事のストレスなどを抱えて、ザワザワしているままの自分から、明らかにもう一人の静かな自分、自分の生き方を探す自分と向かい合えた気がします。