成人式、おめでとうございます。今日から大人の仲間入り・・
大人になると言うことは、今まで制限されてきたこと、たとえばお酒などもおおっぴらに解禁でもあり、ある意味で自由?になります。
しかし大人になるのは、同時に責任も加わるということです。
一般的に言われる「犯罪を犯したら、実名が出る」と言うような責任だけでなく、『人生に対する責任、自分が果たすべき使命』に対しての責任も加わります。
ところで現在の成人式は、二十歳ですが、かつて武家社会では、十五歳になると『元服』の儀式を執り行い、大人の仲間入りをしました。
現代の成人式よりも、五年も早いのですが、神様からご覧になられたときには、実はこの「十五歳で成人」が本当なのです。
人の天命は、出産の時までに八割くらい決まり、その後三歳で「三つ子の魂、百まで」と言われる魂を加えて頂き、そして十五歳の時に、天命を知る年と言われています。それに向けてはっきりと歩み出す年だからです。
人の身体には、六十兆の細胞があると言われています。誕生してから十五歳までに次々に細胞の数が増えて、十五才頃にその六十兆の細胞になるそうです。
『細胞の一つ一つも、神様である。』というと、にわかには信じがたい、ピンときにくいかもしれませんが、その人の人生に必要な神様が、そろわれるのが十五才なのです。
成人式が、一月十五日でなくなってからもう十年くらい経ちます。
政府の方針で、祝日と日曜日を続けて、連休を増やすために、成人式は一月十五日から第二月曜日に変更となったからです。
しかしその切り替えの年、「荒れる成人式」という言葉で報道されたほど、成人式の会場で、奇声を上げたり、式典を遮ったりする若者が続出しました。
その時には、「年だけ二十歳になっても、大人になる資格はない」「身体だけ大人になって、心はまるで育っていない」とほとんどの人は見ていた事と思います。
確かに精神的に成長していないから、式典の秩序も守れなかったということは否定できません。
しかしその根底にある理由は、日にちが十五日から別の日に変更になったことにあります。もともと「十五」という数字に大切な意味があります。
言霊(ことだま)は、皆さん聞いた事があると思いますが、数にも意味があり「数霊(かずたま)」と言います。易などでも、お名前の画数等で数を使って占いますが、ここでは神様から教えて頂いた数の意味をご紹介します。
一 二 三 四 五 六 七 八 九 十
ひ ふ み よ い む な や この たり(と)
と読みます。そして一(ひ)から七(な)までは、(ひな)=雛であり、
八で開けると言う意味になります。
そして九は、宮中を表わし、十は、神を表わします。
さらに五を中心に、四と六=十、さらにその隣は、三と七=十
更に隣は、二と八=十 その隣は、一と九=十 全て十=神になります。
その神々様の中心として、五は大神様を表わします。
十五とは、大神様と神々様の数字であり、だからこそ人がこの世に生まれてきた大事な意味に通じる「天命」に関わりがあるのです。
本当に「天命」などについて知りたい方は、講演会などにご参加頂ければと思いますが、ここでは「十五才は、天命を知る年」であり、神様からご覧になられて、以後成人(大人)としての扱いになります。
*今年の小田原講演会は、「天命」を中心にした話を予定しています。*
本当は、成人を二十歳まで待つのは大変にもったいないことです。生まれながらの天命を知りそれに向けて動き出さなければならないのに、そうしたことも知らずに二十歳までの貴重な五年間を過してしまうからです。
しかし神様も人の世界の事はご存じですから、十五日の成人式の時には、十五という数字で、その天命に通じることが出来、成人としてのお力も入れて頂いていました。
それを人の側で連休を増やすために、あるとき突然にその日にちをずらしてしまった為に、成人式が荒れたのです。
「未熟な若者」とか、「大人になれない成人式」などと揶揄されましたが、本来の魂が「これはおかしい!」と反応したとも言えます。
今年成人を迎えられる方で、気になられる方は、役所などの式典とは別に、十五日に改めて神社に行かれたらよいと思います。もともと天命に関わる元服は神様にお願いするものですし、かえって素晴らしい成人としてのご出発になられると思います。
源氏の大将、源の義家公も、京都の石清水八幡宮で元服をし、以後「八幡太郎義家」と名乗り、歴史に残る活躍をされました。
どうぞ素晴らしい成人式、素晴らしい人生となりますように。
◆ 今日の一日一言は、
「第1067話 気づきが、人生を変える」
http://soseinippon.way-nifty.com/blog/